Ascension@Watch 余談
最近では国語の乱れも極まれりということで、私なんかも便乗して乱れに乱れているわけなのだが、これは2chなどのネット上のおしゃべり言葉の影響もかなり大きいような気がする。
ネットの世界では、誤変換をそのまま使っちゃって、それがそのまま流通していたり、とにかくいろんな意味不明の用語が乱れ飛んで、ネット上で検索してやっとわかるなんていうケースも最近では多い。
一例として、ちょっと古いが「香具師」(ヤシ)という言葉がある。
「こんなこと言っている香具師がいる」なんて使い方をする。要するに「ヤツ」という意味だ。これが似変換?か内間違いかどうかわからないが、あるとき「ヤシ」になって、それを変換したら「椰子」とか「� �具師」になって、そのまま使われるようになったようである。
チャットなんかだと誤変換をいちいち直している余裕もないので、そのまま使っちゃえということで広まったりするのかもしれない。
たとえば、「喪前ら」とか「厨房、消防」、「スマソ」、「アンパンマソ」(関係ないか)、さらには「www」「OTL」「DQN」等、まあ笑えるものがゴマソと湧いてきている。
そんなわけで、ネットのこうしたおかしな言葉を使う連中を「オタク」とか「ヒッキー」とか、「落ちこぼれ」の代表みたいに考えている向きも多いかと思うが、匿名のネットの世界ではけっこう立派な大人が意外に使っているのではないかと思われる。笑)
"津波とは何か"
こうした用語の使用はネット文化のなかのローカルな話なのだが、どうもそれが最近では「電車男」やノマネコ騒動のように外部に漏れ出して来ている。
最近良く使われる「キター!」(語尾上げ)などはネット文化標準語だが、TVで芸能人などが使うようになってかなり普及してきている。
まあそれだからこそ正統派の国語というのはちゃんと教えたり、学んでおくべきだと思う。そもそも基準がしっかりしてないと楽しめるものもちゃんと楽しめなくなってしまうものだ。なんて偉そうに言えたもんじゃないが。汗)汗)
ところで、言葉遊びのなかに回文というものがある。上から読んでも下から読んでも同じ音になる文。
代表的な例でいくと「竹藪焼けた� ��(タケヤブヤケタ)とか、
「たい焼き焼いた」(タイヤキヤイタ)なんかが有名だ。
ネットで検索してみたら、「宇津井健氏は神経痛」(ウツイケンシハシンケイツウ)なんていうのも出てきたりしてけっこう笑える。
誰でも子供の頃、この回文遊びで、ヘェェェェェッ!つと盛り上がった記憶があるのではないかと思う。ネットで検索すると面白いのが沢山でてくるから、暇なときにでも調べてみたら、こんなの知っている?なんて家族の間で盛り上がるかも。
さらには、この回文なるものを作成するソフトなんかもあるので、遊んでみるといいかもしれない。コメントに「何の役にも立ちませんが」とあるように確かに役にたたない。笑)結局回文を探してくれるわけではないから。でも頭の体操にはなる。
また 、逆さ言葉というのもある。
ハワイのことをワイハなんて言ってみたり、業界用語とか隠語とかにある。いかにも通という感じに聞こえるがあまり品は良くない。
ゴリラはどのようにextincedです。
※さかさ-ことば 【逆さ言葉】
(1)言葉の音節の順序を逆にしたり、一語を途中で切り、そこで上下を入れ替えたりしていう語。「たね」を「ねた」、「はまぐり」を「ぐりはま」、「月の鏡」を「鏡の月」という類。隠語あるいは戯れにいう。
大辞林 第二版 (三省堂)
さらに、逆さに読むと違う意味になる言葉もある。
これも子供の頃に遊んで盛り上がった経験があると思うが、「てぶくろの反対ってなあに?」なんて聞いて、相手がマジメに考えて「6ぶて!」と答えが返ってくると、そらキターって6回本当にぶっちゃうやつ。
コンナ風にいろいろな言葉の遊びがあるわけだが、これはゆとりというものだ。文化からこのゆとりの部分がなくなったときが怖いということで、国語の先生は是非がんばっていただきたいなんて言ってみるテストって、古いか。
こうした言葉遊びをさらに究極に発展させると文章の中に暗号を埋め込んだり、いろいろな応用技法がある。
「聖書の暗号」などもその最たるものだ。誰が意図してやったのか、果たしてそこに本当に意図があっ� �のかなどはわからないが、確かに面白い。
この秘めたる暗号と言えば、現在の元号である「平成」。
この「平」の字を分解すると、「一」と「八」(逆さ)と「十」になる。つまり、「イワト」となる。よって、この「平成」には「岩戸成る」という意味がこめられているのだという説がある。非常にもっともらしいので納得しているが、もしわかっていてそう命名したならば凄いと思う。
あちこちで使われている文字だから、サブリミナル効果も抜群かも。
今年は平成18年で、ここにも18=イワという数字がでてくる。で問題はトは何かだが、シンクロして何かあるんじゃあないかと、いろいろネタ=タネは尽きない。
ここで、カール·シェーレ発見chlorinreたのか?
さて、ついでだが、最後に昨今話題のホリエモン騒動のライブドア。
これを英語表記にすると"Livedoor"となるのは、もはや知らぬものはいないだろう。
ところで、これを逆さ表記にするとどうなるか。
"roodevil"
となる。もうなんとなくお分かりだと思うが、これがけっこうヤバイ内容になる。分解すると次のようになる。
"rood"+"evil"
それぞれちゃんと訳して、意味を考えると、「十字架上のキリスト像・邪悪な」となるのだ。
これやばくねえ?なんて思わず言いそうだが、精神世界ではかなりのネタもんではないかと思うのだが全く噂は聞かない。
切り方によっては、"roo"+"devil"となったりして、まさ� ��そのものだが、逆に、"roo"が意味不明となる。そう言えば、ルー大柴なんて芸能人がいたっけ。
もともとこの会社は(オン・ザ・)エッヂという社名で、それも危なそうな感じだが、途中でLivedoorという別会社を買収して、なぜかその名称にしてしまったものである。だから、最初から意図してこのLivedoorという社名にしたわけではないだろう。
このライブドアが、漫画ドラえもんのどこでもドアにダブって、ホリエモンになって、その夢のイメージでさらに人気者になったのだが、このドアevilな世界へ通じていたようだ。
そして、どこかで本当に怪しげなパワーに乗っ取られちゃったのではなかろうか。確かにこれは結果論ではあるが、目に見えない世界では秘められた暗号というのは「聖書の暗号」のように実際にある� ��かもしれない。
意図的にこういう象徴的意味合いをあちこちに配するのが好きなヤカラもいるが、とりあえず、風説の流布になっちゃうので、これ以上詮索するのはやめるとしよう。
逆さ言葉にすると全く違った意味になるというこれもひとつの例。
>rood
(通例教会の内陣仕切り (rood screen) の上に置かれてある)十字架上のキリスト像.
>evil
・形容詞;
1 (道徳的に)悪い,よこしまな,邪悪な 《★【類語】 ⇒→bad》.
2 縁起の悪い,不吉な,凶の.
・名詞;
1 悪,悪事,不善,邪悪; 罪悪 (→good).
2 害悪,悪弊.
新英和中辞典 第6版 (研究社)
今回は長めの読み物になっちまった。乙
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■回文の部屋
「回文(かいぶん)っていうのは、前から読んでも後ろから読んでも同音の文章のことやねん。「しんぶんし」「たけやぶやけた」っていうのやけど、昔から人気があって、執念燃やして、えらい長いのを考えてる人もいてはります。(ここでの回文は [読みに忠実] をルールとしてますんで、濁点の有無などは別の文字と考えます。)」
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■IT文芸ツール『回文ちゃん』
「『回文ちゃん』は、素材の文字列を入れるだけで回文を自動生成するソフトです。
4種類の基本形を作り、そこから濁音・半濁音等でバリエーションを展開します。
予想もしない意外な回文ができることがあり、思わずハマります。
何の役にも立ちませんが、IT文芸のツールとして面白いと思います。」
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