第三者の関わる生殖技術について考える会:生殖技術について
1799? イギリスで世界初のAIHによる出産。
1884 アメリカで世界初のAIDによる出産。
1949 日本初のAIDによる出産。
1978 イギリスで世界初の体外受精による出産。
1980? アメリカで世界初の人工授精型代理出産による出産。
1983 日本初の体外受精による出産。
ハパランダ事件(スウェーデン)。AIDにより子をもうけた夫婦の夫が父性の否認を求めて提訴。夫の訴えが認められる。
1986? アメリカで世界初の体外受精型代理出産による出産。
1988 ベビーM事件(アメリカ)。人工授精型代理出産によって子を出産した女性が子の引き渡しを拒否。父親を代理出産依頼者夫� ��の夫、母親を出産した女性とし、養育権が父親に、母親には訪問権が認められた。
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1993 ジョンソン対カルバート事件(アメリカ)。体外受精型代理出産(依頼夫婦の胚を用いる)によって子を出産した女性が子の引き渡しを拒否。自ら養育する意思を持って代理出産を依頼した遺伝学上の母が法律上の母とされた。
1997 日本で初の卵子提供型体外受精による出産(春)、精子提供型体外受精による出産(秋)。
1998 ブザンカ事件(アメリカ)。体外受精型代理出産(第三者からの提供胚を用いる)によって子が生まれる前に依頼夫婦が離婚。子の法的な親子関係が問題に。血縁も無く、出産もしていない元妻が母とされた。
AIDによっ� ��生まれた子をめぐる裁判①(日本)。夫の同意を得た上でAIDを行い、その後離婚。子の親権が争われた。夫の同意を得た上で行われたAIDによって生まれた子は夫婦の子とされた。
AIDによって生まれた子をめぐる裁判②(日本)。妻が夫に無断でAIDを行い、その後夫が嫡出否認の訴えを起こす。夫の訴えが認められる。
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2000 厚生省、厚生科学審議会先端技術評価部会、生殖補助医療技術に関する専門委員会 「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療のあり方についての報告書」
2001 日本で初の代理出産(体外受精型)による出産。
2003 AIDで親になった、親になろうとしている人の当事者団体(すまいる親の会)発足。
厚生労働省、厚生科学審議会生殖補助医療部会「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」
法務省、法制審議会生殖補助医療関連親子法制部会「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療により出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する要綱中間試案」
2005 アメリカに渡り体外受精型代理出産(提供卵子を用いる)によって子をもうけた日本人夫婦が日本での子の出生届の受理を求めて提訴。分娩者(代理出産の際に出産した女性)が母とされた。
AIDで生まれた人の自助グループ(DOG)発足。
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2007 アメリカに渡り体外受精型代理出産(依頼夫婦の胚を用いる)によって子をもうけた日本人夫婦が日本での子の出生届の受理を求めて提訴。分娩者が母とされた。その後、依頼夫婦と子との間で特別養子縁組が成立。
2008 日本学術会議、生殖補助医療の在り方検討委員会「代理懐胎を中心とする生殖補助医療の課題 ‐社会的合意に向けて‐」
2010 夫が女性から男性に性別変更した夫婦がAIDにより子をもうけたが、出生届の不受理という判断がなされる。
第三者の関わる生殖技術について考える会が発足。
野党衆議院議員がアメリカに渡り卵子提供を受けたことが明らかに。
参考文献・HP
石井美智子(2007)「代理母―何を議論すべきか」『ジュリスト』1342、pp.10-22
中村恵(2007)「アメリカ法における生殖補助医療規制と親子関係法」『法律時報』79(11)、pp.57-61
二宮周平(2005)『家族法 第2版』、新世社
小笠原信之(2005)『どう考える?生殖医療』、緑風出版
諏訪マタニティークリニックHP
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